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XP6Y (航空機)[えっくすぴー6わい]
コンベア XP6Y(Convair P6Y)は、1950年代にコンベア社で設計された未完の飛行艇である。本機の開発はアメリカ海軍の対潜戦用航空機の要求に応じて始められた〔。 == 歴史 == XP6Yの設計は3基のターボプロップエンジンを持ち、胴体上のパイロンに装着された中央エンジン〔は、低速飛行を実現するための境界層制御を行うためのものであった〔。この機能は、低速飛行により荒れた水面の外海への着水とディッピングソナーの設置を可能とするためであった〔P6Y web page at globalsecurity.org retrieved 2007-11-15.〕。設計上のその他の外観上の特徴は、背面安定板と方向舵を兼ね備えた後退角を持つ全長の約半分の長さに及ぶ巨大な垂直尾翼と筒状の機首レドームであった〔Convair P6Y design drawing retrieved 2007-11-15.〕。 海軍呼称XP6Y-1が与えられ、BuNos.(海軍シリアルナンバー)147206と147207の2機の試作機が発注された〔aero-web.org retrieved 2007-11-15.〕。設計はマーチン P7M サブマスターとの競作という形になった〔P7M web page at globalsecurity.org retrieved 2007-11-15.〕が、海軍側はP6Yの方に好感を抱いていた。予算削減の影響で両機種共に実機が製作されることはなく(P-7Mはモックアップのみ製作された)〔、米海軍は2機の試作機XP6Y-1の契約をキャンセルし〔US Navy aircraft Bureau Number list, third series retrieved 2007-11-15.〕、その代わりに後に陸上基地から運用するロッキード P-3 オライオンを選択した〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「XP6Y (航空機)」の詳細全文を読む
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